一般的な家族葬の流れとは?臨終から火葬までを解説

一般的な家族葬の流れとは?臨終から火葬までを解説
一般的な家族葬の流れですが、臨終となった場合、まずはお通夜と告別式の日程を決めなければなりません。常識的には少なくともお通夜は当日の夜ですが、夜に亡くなった場合など、翌日の夜とすることもあります。続いて告別式ですが、これも普通はお通夜の明けた翌日ということになるのですが、葬儀場の都合とか火葬場の都合によっては日程を変更せざるを得ないケースもあるかもしれません。そういう場合には、ご遺体をそのまま安置しておくことも必要になります。家族葬では、お通夜はほぼ家族のみで、それに加えてごく親しい親戚のみ参加するケースもあります。一方、告別式では家族のみとすることはあまりなく、ある程度親しい親戚とか、非常に関係の深かった友人などにも参列頂くケースが多いようです。合計で20名程度になることが普通だと言えば、平均的な規模を把握しやすいかもしれません。その後は霊柩車で火葬場に向かい、火葬後はお骨上げとなります。
家族葬ではお通夜を行わない一日葬を選ぶことも可能
一般的な家族葬はお通夜と告別式を2日にわたって行いますが、自由度が高い葬儀を行える家族葬ではお通夜を行わない一日葬を選択することも可能です。一日葬は、お通夜で僧侶にお経をあげてもらったり、通夜振る舞いを用意したりする必要がないため、費用が安く抑えられるとともに、遺族の負担も軽減することができます。また、遠方から参列する方が宿泊せずに済む、高齢の参列者にかかる負担が軽減できるのも魅力です。 一方で、平日に葬儀を行う場合、日中に仕事や学校がある方が参列しにくくなるというデメリットがあります。加えて、菩提寺の了承が得られないこともあるので注意が必要です。葬儀スタイルが多様化する現在、お通夜を行わないスタイルも定着しつつありますが、お寺の中には2日にわたって行う正式な葬儀のあり方を大切にしていることもあります。菩提寺がこのような考えを持っている場合、遺族が一日での葬儀を希望していても断られてしまうこともあるので、菩提寺がある方は事前に相談しておくことをおすすめします。